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イスタブールにおける世界水フォーラム:熱意と失望 2009.4.22
 「人口増加、急速な都市化、気候変動によって水や衛生の基盤が脅かされている。特に都市ではそうだ。」イスタンブールの市長で都市・自治体連合(UCLG)の共同議長を務めるカヂア・トパス氏は、先週開催された第5回世界水フォーラムのLocal and Regional Authorities Daysの開会式で、再度、こう強調した。
 世界の43カ国かの市・町・地域から集まった250名を超える市長や副市長、地域代表者が、都市・自治体連合(UCLG)、イクレイ-持続可能性をめざす自治体協議会(ICLEI)及び世界水会議の呼びかけで2009年3月18日~19日にイスタンブールに集まり、水と衛生に関する重要課題について話し合った。「市長や地方自治体は水管理の柱である」と世界水会議の代表であり、フォーラムの共同主催者であるルイ・フォッション氏は述べている。これは、エンテベ(ウガンダ)の市長であり、イクレイの副会長でもあるステファン・カブエ氏が「もし一致協力して努力がなされれば、地域における組織的行動によって目に見える改善が達成される」との発言を裏打ちするもの。
 都市が「イスタンブール水コンセンサス」に署名すること―これこそがLocal and Regional Authorities Daysの成果であるが―は、言葉を地に足のついた目に見える前進に変えるという決意を表すものであった。イクレイメンバーのアルコイ(スペイン),バギオ(フィリピン)、バルセロナ(スペイン)、ベルリン(ドイツ)、ブリスベン(オーストラリア)、ブエノス・アイレス(アルゼンチン)、ケープ・タウン(南アフリカ)、エンテベ(ウガンダ)、インチョン(韓国)、コプリヴニカ(クロアチア)、キト(エクアドル)、ロッテルダム(オランダ)、スウォン(韓国)も署名した(署名リスト)。 
 しかしながら、この熱意は、同フォーラムの最終大臣声明の表明によってくじかれる結果となった。この声明は、水や衛生管理における地方政府の重要な役割を認めることをしなかっただけでなく、「イスタンブール水コンセンサス」に関する記述はすべて削除された。さらに失望すべきは、例えば、最終大臣文書で「人間の権利としての水」との認識が「基本的な人間のニーズとしての水」に書き換えられるなどしたことである。
 UCLG, ICLEI,及び欧州協議会の欧州地方自治体会議(CLRAE)は、3月20日にプレス・リリースを出した。
コンタクト先:water@iclei.org

プレス・リリース
 地方政府は、第5回世界水フォーラムの閣僚声明における地方レベルの自治体に対する正式な認識と補完性の原理の欠如に対して、不賛同と懸念を表明した。
 地方政府は、メキシコ声明より数段後退した内容に修正を加えるように要求した。前の声明では「地方によって演じられる重要な役割や、地方が水や衛生サービスの広がりにいかに重要か」に関して明瞭に述べている。
 250人の市長や地方代表が集まり、3月19日に採択した「イスタンブール水コンセンサス」が、全く取り上げられなかったことは非常に残念である。なにより、このコンセンサスは水や衛生管理の改善という目的達成にむけた計画を地方政府が策定するよう行動を求めるものだったからである。

問い合わせ先:
Thibault Nancy
t.nancy@cities-localgovernments.org
電話:+34-93/342 87 50
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