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サンタクルス市が気候変動適応策を承認 (2012.3.1)
Credit: City of Santa Cruz
 サンタクルス市(カリフォルニア州)は、独立した気候変動適応策を承認することによって、この分野を先導する少数の自治体の仲間入りをした。この適応策は2011年12月13日に承認され、同市の最も深刻な気候変動のリスクと脆弱性の可能性を特定し、適応策「自然および人工の環境、住民および来訪者、経済基盤、生活の質を守るための現在および将来の意思決定者」をガイドする行動計画を示すものである。

サンタクルス市の脆弱性
 サンタクルス市は自然災害の経験がないわけではない。1989年には、ロマプリータ地震によって、中心市街地が被害に遭い、最近では深刻な洪水や渇水にみまわれている。同市はこれらの災害によって、より強く、そしてより多くの計画作りや緊急対応の経験を積むことによって各災害から復興してきた。

 同市の適応策作りの第一歩は、市の脆弱性を評価することであった。2011年1月に公表されたサンタクルス市脆弱性調査では、この地域が準備するべき気候変動の影響について特定した:

 ・ 海面上昇
 ・ 嵐に発展する可能性のある降雨パターン
 ・ 洪水
 ・ 渇水
 ・ 海洋の酸性化
 ・ 崖の浸食
 ・ 塩水浸入
 ・ 都市・森林火災
 ・ 動植物種の移動や、生態系の危機、森林火災の増加につながる大気温度の変化

気候変動適応目標
 同市は、地域からの広範囲にわたるアドバイスや意見を取り入れ、2007危機緩和計画、気候行動計画、基本計画、緊急時計画などの既存の市の計画に重点を置くことによってこの計画を作り上げた。計画の執筆者は、「よく調査され、考え抜かれた気候変動適応策が整備されていることは、特定された適応すべき優先事項に対応するためにアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(FEMA)やその他から資金調達する機会を作ることになる」と述べた。

適応策の総合的な目標には、以下が含まれている:

1. 自然および人工の環境における独特の特徴や、風景、文化が気候変動の影響によって傷つけられることから守る
2. 気候変動に対応するイニシアティブ、および法律、取り組みを支援する
3. すべての計画、および政策、インフラに回復力(resilience)を組み込む
4. サンタクルス市が正常に機能するのに必要不可欠な民間企業や、組織、システムにおいて気候変動に対する回復計画づくりや取り組みを奨励する
5. 気候変動を削減しそれに対応するイニシアティブ、および法律、取り組みを支援する
6. 予想される気候変動影響に対応するための地域住民の参加と官民連携を奨励する
7. サンタクルス市が、住民やビジネス、来訪者にとって生活の質が保たれる安全で、健康、活発な街として継続的に成り立っていくことを保証する

優先順位の高い適応への取り組み
この計画には、複数の取り組みを以下の3つの優先順位にカテゴリー分けしている:

  • 最も優先順位が高い

例:
 ・ 気候変動の結果として起こる海面上昇や洪水、嵐に備えるため、危機管理センターを含めた市の建築物やインフラを改修または移転する
 ・ 地下水侵入から下水道施設を保護する
 ・ 全システムにおいて、下水道管を地下水の上昇から守るためしっかりと密閉する
 ・ 水源のポートフォリオを多様化する

  • 優先順位が高い

例:
 ・ 気温変動によって、予想される水質の変化に備える
  ・ 崖に隣接する土地に建築許可の境界線を定める
 ・ 洪水氾濫域での開発を規制する
 ・ 洪水危険情報を広め、連邦洪水保険プログラムに参加することを奨励する

  • 重要

例:
 ・ 気候変動に起因する短期の水不足に備える
 ・ 共同防火協約を確立または維持し、気候変動によって増える災害への緊急対応に備える
 ・ 公園での都市・森林火災の危険を防ぐ

サンタクルス市適応策はこちら
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