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都市の洪水リスク管理:ヨーロッパの事例~危機を機会に変える~(2012.9.6)
Image:Isaxar/U.S. Geological Survey
 洪水は人間生活に関わる全てのものに影響を及ぼすが、洪水リスク管理の分野においては、都市はとても重要である。都市の人口密度と複雑なインフラによって、財産への損害や基本的サービスの提供、ましてや人の命を奪うよう洪水の影響が拡大される。都市化はさらに、自然の氾濫域の改変や雨が浸透できない面積の増加により、洪水の頻度と規模拡大につながっている。

革新的な雨水管理によって複数の利益を得る

 都市部での洪水は、大雨の際などに影響を受ける不十分な排水システムなど、複数の要因によって発生する。配水システムは今まで、できるだけ早く雨水を集め取り除くことを目的として建設されてきた。しかし、このアプローチには、下流での洪水リスクや環境への影響を増加させるという、複数の好ましくない影響がある。結果的に、より持続可能な排水システムや都市開発全体にさらなるメリットをもたらす代替的な対策が探られてきた。

 持続可能な都市排水システム(SUDS)として知られる、様々な雨水管理対策は、洪水リスク管理の解決策がどのように都市計画の改善の機会を広げるかを示す良い例である。SUDSシステムには、雨水を滞留させる池や、人工的な湿地、浸透用滞留池、屋上緑化などが含まれる。これらは、雨水が流出する勢いを弱め、処理するという両方の効果があり、都市から流れ出る雨水の量を減少させ、汚染物質を取り除くことができる。さらに、雨水を再利用し、CO2排出を減らし、都市環境に快適さを提供することもできる。これらのシステムが柔軟にデザインでき、景観設計にも組み入れられることが、都市域の開発、または再開発にとって理想的なものとなっている。

イクレイ会員は雨水を持続的に管理している

 多くのイクレイ会員都市によって、革新的な雨水管理への投資が価値あることであると証明されている。例えば、オランダのロッテルダム市では、河川や海岸、大雨、地下水など複数の要因による洪水リスクを和らげるために、水に浮く建物や、雨水を一時的に滞留させる水プラザ、屋上緑化などを市の基本計画に組み込んでいる。

 ドイツでは、ボットロプ市が近隣の16自治体と共に、下水の越流を減らしエムシャー川を再生するために、下水の排水システムに雨水を流さないようにするための取り組みが行われている。

 スウェーデンのマルメ市では、市の水管理局が、持続可能な都市排水施設を総合的な都市計画に組み込んでいる。

  • 詳細については、SWITCHトレーニング・キットのモジュール4をこちらからダウンロードしてください。(英語)

  •  ロッテルダム市:気候変動イニシアティブウェブサイトはこちら(英語)
  • マルメ市:持続可能な都市開発についてのウェブサイトはこちら(英語)
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