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「都市の生物多様性保全モデル研修」に参加して
北九州市環境局環境未来都市推進室自然共生係長 山口 新一

 今回の研修、「都市の生物多様性保全モデル研修」ということで、まさに、現在私が携わっている分野です。今回は、生物多様性保全に関する日本の自治体の取組みを、他の研修生の皆さんに紹介することが、私がこの研修に参加した最大の目的でした。

 私のプレゼンは30分の時間をとってもらいました。通訳を挟むので、実質はその半分くらいの時間で、かなり急ぎ足でのプレゼンでした。「北九州市生物多様性戦略」と題して、その戦略を策定するに至った経緯や、その後の取組みについて話をしました。

 北九州市は、過去、深刻な大気汚染や水質汚濁などの環境汚染に見舞われていました。官民挙げて環境改善に取組み、今では劇的に環境は改善されています。そういった、北九州市の環境に対する取組みも交えて話をしましたが、研修生は大変興味を持ってくれたようでした。毎月1回、この戦略の進行管理の一環である、市民、NPO、行政からなる運営会議を開催しています。話の最後に、この運営会議の一番面を写真で紹介したところ、たまたま女性が写っておらず、イロイロ市の人から、この運営会議には女性は参加していないのか?という質問をされました。実際には、女性も半分くらいは参加しています。(女性の方の発言の方が活発です。)

 今回の研修、研修生及び関係者のおそらく半分以上は女性ではなかったかと思います。女性の参画率が高いなとまず一番に感じたのですが、こういう質問が出たのにはうなづけます。

 この他、他の研修生の方々と共に、他の演者の講演を聴いたり、アクティビティにも参加しました。私は、恥ずかしながら英語で満足に意思疎通はできません。ですので、今回の研修では、通訳のフランシスさんに大変お世話になりました。特に、アクティビティの発表では、私の考えを要約してフランシスさんに伝え、それをご本人に英語で発表していただきました。

 こうしてこの研修に参加しているうちに、私の考えも変わってきました。というのも、生物多様性といえばとかく生物の種の保存とかいった話になりがちなのですが、実際には、生活環境の改善や保全といった環境問題の原点から連動した話なんだと感じたのです。フィリピンでは、未だに不法住居や廃棄物問題があり、そんな中で、生物多様性保全に向けた取り組みを始めているのです。生物多様性という分野は、実は環境問題の根幹に係る分野なのではと思います。
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