プレスリリース(2011年6月1日)
【プレスリリース】
C40とイクレイ、都市の温室効果ガス排出の世界基準を確立
「温室効果ガス排出量の算定・報告制度への標準的アプローチは、都市の資金調達力や行動の実施力を高めることになる」
2011年6月1日
ブラジル サンパウロ市:6月1日、世界大都市気候先導グループ(C40)とイクレイ-持続可能性をめざす自治体協議会は、サンパウロ市で開催中のC40世界の市長によるサンパウロサミットにおいて、複数のプラットフォームで応用できる、コミュニティレベルの温室効果ガス(GHG)排出量の算定及び報告に関する世界基準を確立したことを発表した。これにより、自治体は、排出削減対策を推進しながら、温暖化対策の資金調達や、国のモニタリング・報告基準を満たすことができる。この基準は11月に南アフリカのダーバン市で行われるUNFCCC COP17(気候変動に関する国際連合枠組条約第17回締約国会議)に合わせて公表されることになっている。
この基準が発展すれば、一貫性があり、強固で、比較可能な都市のインベントリができるだろう。また、排出削減目標の進捗を正確に監視し、着実な気候変動対策の策定を促し、自治体が、環境レビューやインベントリの認定やその他関連する政策立案プロセスを日常業務の中で進めていくにあたって基準となるガイダンスを提供するものとなる。
世界銀行グループは、UN-HABITAT(国際連合人間居住計画)、UNEP(国際連合環境計画)及びOECD(経済計画協力機構)と一致協力して、この国際基準の確立をサポートしている。
「あらゆる規模の都市が、気候変動の影響に対処する上で重要な役割を担っている。温室効果ガス排出量を報告するための単一の世界基準を確立すれば、自治体がその活動を加速させ、緩和や適応プロジェクトを進めるための資金を得られるようになる。この基準により、これまでにない効率性が生まれ、世界中の都市の排出量を比較するための均等な機会を作られる」とC40の議長であるニューヨーク市長、マイケル・R・ブルームバーグ氏は語っている。
C40とイクレイは、双方とも地域レベルの気候変動行動を後押しする主要組織であり、2つの組織で、世界中の1200以上の大都市、町、郡を代表している。現在のところ、自治体が地域レベルのGHG排出量の算定・報告する基準は多数存在し、多くの自治体が独自の方法を確立していた。組織が違えば、排出量を測る方法も違い(その上、基準を変えさせようと地方を奪い合っていた)、そのことが、報告に一貫性が欠け、行動の実施能力を低下させる原因となっていた。
バンクーバー市会議員兼イクレイ会長であるデイビット・カドマンは、「地域の排出量を算定、報告、管理することは、自治体の主要任務の1つである。過去20年にわたって、地域の気候変動対策は、世界の取り組みを活用してきた。世界の意欲的な取り組みを通して、都市は、今一度世界を動かそうとしており、イクレイとC40の連携は、地域の気候変動対策を測定、報告、確認できる方法への道筋をつけることになるだろう」と、述べている。
数カ月以内に、C40とイクレイは下記を反映した共通基準を確立する。
C40とイクレイは、下記をも含み、主要な既存の基準や枠組みの原則を取り込みことにしている。
C40世界の市長によるサンパウロサミットでは、世界銀行グループとC40との連携も発表された。この連携により都市は、既存の世界銀行グループの、GHGの削減に向けた取り組みへの支援を受けられるようになる。GHG排出量を算定、報告するための世界共通基準が作られれば、世界銀行やその他の組織が取組みの成果を比較し、都市の進捗状況を追跡するのにも役立つであろう。
◆C40世界の市長によるサンパウロサミットについてさらに詳しい情報は、下記を参照。
●ブログ:live.c40cities.org
●ホームページ:www.c40cities.org
●ツイッター:@C40cities
●フェイスブック:Facebook
C40都市について:
http://www.c40cities.org/
◆プレスリリース本文(英文)はこちら
(翻訳協力:小谷祐子)
C40とイクレイ、都市の温室効果ガス排出の世界基準を確立
「温室効果ガス排出量の算定・報告制度への標準的アプローチは、都市の資金調達力や行動の実施力を高めることになる」
2011年6月1日
ブラジル サンパウロ市:6月1日、世界大都市気候先導グループ(C40)とイクレイ-持続可能性をめざす自治体協議会は、サンパウロ市で開催中のC40世界の市長によるサンパウロサミットにおいて、複数のプラットフォームで応用できる、コミュニティレベルの温室効果ガス(GHG)排出量の算定及び報告に関する世界基準を確立したことを発表した。これにより、自治体は、排出削減対策を推進しながら、温暖化対策の資金調達や、国のモニタリング・報告基準を満たすことができる。この基準は11月に南アフリカのダーバン市で行われるUNFCCC COP17(気候変動に関する国際連合枠組条約第17回締約国会議)に合わせて公表されることになっている。
この基準が発展すれば、一貫性があり、強固で、比較可能な都市のインベントリができるだろう。また、排出削減目標の進捗を正確に監視し、着実な気候変動対策の策定を促し、自治体が、環境レビューやインベントリの認定やその他関連する政策立案プロセスを日常業務の中で進めていくにあたって基準となるガイダンスを提供するものとなる。
世界銀行グループは、UN-HABITAT(国際連合人間居住計画)、UNEP(国際連合環境計画)及びOECD(経済計画協力機構)と一致協力して、この国際基準の確立をサポートしている。
「あらゆる規模の都市が、気候変動の影響に対処する上で重要な役割を担っている。温室効果ガス排出量を報告するための単一の世界基準を確立すれば、自治体がその活動を加速させ、緩和や適応プロジェクトを進めるための資金を得られるようになる。この基準により、これまでにない効率性が生まれ、世界中の都市の排出量を比較するための均等な機会を作られる」とC40の議長であるニューヨーク市長、マイケル・R・ブルームバーグ氏は語っている。
C40とイクレイは、双方とも地域レベルの気候変動行動を後押しする主要組織であり、2つの組織で、世界中の1200以上の大都市、町、郡を代表している。現在のところ、自治体が地域レベルのGHG排出量の算定・報告する基準は多数存在し、多くの自治体が独自の方法を確立していた。組織が違えば、排出量を測る方法も違い(その上、基準を変えさせようと地方を奪い合っていた)、そのことが、報告に一貫性が欠け、行動の実施能力を低下させる原因となっていた。
バンクーバー市会議員兼イクレイ会長であるデイビット・カドマンは、「地域の排出量を算定、報告、管理することは、自治体の主要任務の1つである。過去20年にわたって、地域の気候変動対策は、世界の取り組みを活用してきた。世界の意欲的な取り組みを通して、都市は、今一度世界を動かそうとしており、イクレイとC40の連携は、地域の気候変動対策を測定、報告、確認できる方法への道筋をつけることになるだろう」と、述べている。
数カ月以内に、C40とイクレイは下記を反映した共通基準を確立する。
- 政策関連:排出の要因の中でも、地域の政策やプログラムを通じて、自治体が影響を与えられるものを特定。
- 比較可能性:同一管轄内における時系列の排出量比較と、特徴を同じくするコミュニティにおける管轄ごとの排出量比較の両方が可能。
- 消費:住民の行動様式の理解を促進。
- 集約単位:コミュニティレベルの排出量を、排出源を二重に計上することなく、準国家、もしくは国家レベルで集約することが可能。
C40とイクレイは、下記をも含み、主要な既存の基準や枠組みの原則を取り込みことにしている。
- 国際自治体温室効果ガス排出分析実施要領(IEAP-ICLEI)
- 都市の温室効果ガス排出量報告のための国際基準(世界銀行、UN-HABITAT,UNEP)
- ベースライン排出量インベントリ(BEI)のガイドラインに関する欧州委員会の市長・首長誓約
C40世界の市長によるサンパウロサミットでは、世界銀行グループとC40との連携も発表された。この連携により都市は、既存の世界銀行グループの、GHGの削減に向けた取り組みへの支援を受けられるようになる。GHG排出量を算定、報告するための世界共通基準が作られれば、世界銀行やその他の組織が取組みの成果を比較し、都市の進捗状況を追跡するのにも役立つであろう。
◆C40世界の市長によるサンパウロサミットについてさらに詳しい情報は、下記を参照。
●ブログ:live.c40cities.org
●ホームページ:www.c40cities.org
●ツイッター:@C40cities
●フェイスブック:Facebook
C40都市について:
http://www.c40cities.org/
◆プレスリリース本文(英文)はこちら
(翻訳協力:小谷祐子)


