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アムステルダムの生物多様性施策について
アムステルダム
オランダ・アムステルダム市のエコロジカルネットワーク図
アムステルダムのガイドブック
 オランダの首都アムステルダムは貿易の要衝として古くから栄えた港街で、煉瓦造りの建物が連なる街並みや、アムステルダム中央駅から蜘蛛の巣状に張り巡らされた運河が印象的な街である。運河はもともと、海水から土地を守るために作られたものだが、貿易船で運ばれてきた貨物や、その逆に港へと運ばれる貨物は、この運河を利用して行き交っていたという。また、生活用水を海に流す下水機能も担っており、街の流通や生活基盤を支える大動脈であったといえる。こうした運河の岸壁には貴重な生物が生息しており、きめ細やかな保護を行っているという。古い街並みや伝統とともにあるアムステルダム市において、比較的新しい概念である生物多様性をどのように取入れていくかということは重要な視点の一つになっている。

 市では、まとまりのある都市空間の中で、市民が気持ちよく暮らせる循環型の都市づくりや、自然と人間の共存やコミュニケーションや教育に重点を置いているという。

 こうした中、市ではアルマック政策というものを行っており、地域にどういった市民活動グループがあるかを調査し、その活動や考え方などの情報を集めてレポートにとりまとめ、啓蒙活動に取り組んでいる。

 また、市内のエコロジカルネットワークを示したマップを作成中とのことである。マップには、エコロジカルネットワークが途切れている場所も記されており、今後10年計画で改善していく予定であるという。このような生物多様性に関する地図や計画を作るときは、市の担当者と市民活動団体との共同作業で作り上げているという。

 さらに、市では、環境に関するガイドブックを作成し、市の広報センターや観光局、レストラン、ホテルなどで配布している。このガイドブックには、オーガニックフードの店舗マップなど、様々な情報が掲載されている。市の担当者によると、こうした情報は、アムステルダム市に進出しようとする企業や転入を考えている市民に住んでもらうために必要なものだという。

また、市内の貴重種のリストがインターネットで見られるようになっている。
http://www.dro.amsterdam.nl/over_dro/dro_werkt_aan/groen_recreatie/flora_en_fauna/doelsoortenlijst(オランダ語)


 このように、市の取組を地図やガイドブックなどにより分かりやすく示すともに、市民の協力を得ながら、オープンな形で進めているのが印象的だった。
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