イクレイヨーロッパニュース(2.28)
イクレイヨーロッパ事務局発行Eニュースから、下記3本のニュースをご紹介いたします。
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◎ボローニャ市、動画で市街地の交通量削減対策を紹介
イクレイ会員都市であるボローニャ市(イタリア)市街地の交通量削減の進展にハイライトをあてた動画が制作された。公共交通機関、自転車共同利用・カーシェアリング計画、交通アクセスの制限などを行うことにより、自動車の25%が削減された。ボローニャ市は、クリーンで持続可能な都市交通を推進するCIVITASイニシアティブに参加しているイクレイ会員3都市のうちの1都市である。
歴史的都市の交通量の多さで引き起こされるストレスは深刻になることもあり、都市計画者は混雑の緩和と都市での移動性の向上が急務であると判断。自転車共同利用・カーシェアリングといった計画を導入し、(電気やメタン燃料による)公共交通が大幅に改善された。その目的は、自家用車から持続可能な交通手段への転換を人々に奨励することであり、最近の統計では、この方策が目的通りに機能していることが示唆されている。
車両制限システムでは、未登録車を確認するために戦略的に配置されたカメラでナンバープレートをスキャンする。市民が環境に配慮した方法で都市にアクセスできるよう、持続可能な代替交通手段を奨励する計画がこのシステムを補完している。
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◎2011年欧州生物多様性首都コンペ開幕
生物多様性について優秀な管理を行った自治体を選出するコンペが、1月28日、スペインとスロバキアで開幕した。2月4日にはハンガリー、同7日にはフランスで開幕予定だ。コンペを運営する欧州のNGO4団体は、生物多様性の知見向上と保護を推進する欧州生物多様性首都プロジェクトのパートナーである。同プロジェクトは、(EUの財政措置である)LIFE+の共同出資を受け、ドイツ環境支援協会が運営している。
2010年の受賞都市には、イクレイ会員のグランドシント市(フランス)、Želiezovce市(スロバキア)、タタ市(ハンガリー)、サンイルデルフォンソ市(スペイン)がある。その他のイクレイ会員受賞都市には、ハンガリーで10万人超都市のカテゴリで1位になったミシュコルツ市、また最近イクレイに加入し、スペインの3万人超都市のカテゴリで1位になったビトリア・ガスティス市がある。
このプロジェクトでは、市民参加を促す方法や生物多様性と気候変動の関係など生物多様性のさまざまな側面に関する研修ワークショップを開催する。今年のコンペは土地利用に重点を置いており、200以上の自治体が参加予定である。自然保護における革新性、貢献度、秀逸性が表彰され、受賞都市が、生物多様性の喪失に対する他都市への行動喚起が期待される。
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◎エネルギーシステムの転換、ドイツで本格化
世界的に多くの都市が、エネルギーの自立を獲得するために再生可能エネルギー(RE)の利用に関心を寄せている。ドイツでは、大規模集中型施設ではなく多くの小規模エネルギー源を用いてエネルギー生産を行う地域分散型エネルギー生産を通して、再生可能エネルギー100%の熱電供給実現に向けて稼働している。2010年9月にドイツのカッセルで開催された、100%再生可能エネルギー地域会議ではこの問題が協議された。
会議では、再生可能エネルギーが、地域レベルの給与や税、利益を改善し、自治体の経済的な成功に寄与することを例証した。ドイツ分散型エネルギー技術ネットワーク(deNet)の責任者であるペーター・モーゼル博士は、ドイツの総面積の50%以上が再生可能エネルギー生産に使用される予定であることを指摘した。エネルギーシステムの地方分散化は、再生可能エネルギーを実践している多くの自治体の政治的意志の結果、急速に拡大しつつある。
再生可能エネルギー地域プロジェクトは、deNEetと協力し、科学的観点からも貢献している。シャンタール・ルパート=ウィンクル博士率いる若手研究者のグループは、エネルギー転換のプロセスのさまざまな側面を研究している。この研究結果は、プロジェクト終了時に指針の中でまとめられる予定だ。再生可能エネルギー地域プロジェクトは、「再生可能エネルギー自給自足(RESS)へのエネルギーシステムの移行――総合的・学際的アプローチ」と題した会議を2011年9月にドイツのフライブルグで開催する予定である。同会議では、より持続可能なエネルギーシステムへの移行について科学的議論を後押しする。
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(翻訳協力:小坂由佳)
- ボローニャ市、動画で市街地の交通量削減対策を紹介
- 2011年欧州生物多様性首都コンペ開幕
- エネルギーシステムの転換、ドイツで本格化
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◎ボローニャ市、動画で市街地の交通量削減対策を紹介
イクレイ会員都市であるボローニャ市(イタリア)市街地の交通量削減の進展にハイライトをあてた動画が制作された。公共交通機関、自転車共同利用・カーシェアリング計画、交通アクセスの制限などを行うことにより、自動車の25%が削減された。ボローニャ市は、クリーンで持続可能な都市交通を推進するCIVITASイニシアティブに参加しているイクレイ会員3都市のうちの1都市である。
歴史的都市の交通量の多さで引き起こされるストレスは深刻になることもあり、都市計画者は混雑の緩和と都市での移動性の向上が急務であると判断。自転車共同利用・カーシェアリングといった計画を導入し、(電気やメタン燃料による)公共交通が大幅に改善された。その目的は、自家用車から持続可能な交通手段への転換を人々に奨励することであり、最近の統計では、この方策が目的通りに機能していることが示唆されている。
車両制限システムでは、未登録車を確認するために戦略的に配置されたカメラでナンバープレートをスキャンする。市民が環境に配慮した方法で都市にアクセスできるよう、持続可能な代替交通手段を奨励する計画がこのシステムを補完している。
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◎2011年欧州生物多様性首都コンペ開幕
生物多様性について優秀な管理を行った自治体を選出するコンペが、1月28日、スペインとスロバキアで開幕した。2月4日にはハンガリー、同7日にはフランスで開幕予定だ。コンペを運営する欧州のNGO4団体は、生物多様性の知見向上と保護を推進する欧州生物多様性首都プロジェクトのパートナーである。同プロジェクトは、(EUの財政措置である)LIFE+の共同出資を受け、ドイツ環境支援協会が運営している。
2010年の受賞都市には、イクレイ会員のグランドシント市(フランス)、Želiezovce市(スロバキア)、タタ市(ハンガリー)、サンイルデルフォンソ市(スペイン)がある。その他のイクレイ会員受賞都市には、ハンガリーで10万人超都市のカテゴリで1位になったミシュコルツ市、また最近イクレイに加入し、スペインの3万人超都市のカテゴリで1位になったビトリア・ガスティス市がある。
このプロジェクトでは、市民参加を促す方法や生物多様性と気候変動の関係など生物多様性のさまざまな側面に関する研修ワークショップを開催する。今年のコンペは土地利用に重点を置いており、200以上の自治体が参加予定である。自然保護における革新性、貢献度、秀逸性が表彰され、受賞都市が、生物多様性の喪失に対する他都市への行動喚起が期待される。
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◎エネルギーシステムの転換、ドイツで本格化
世界的に多くの都市が、エネルギーの自立を獲得するために再生可能エネルギー(RE)の利用に関心を寄せている。ドイツでは、大規模集中型施設ではなく多くの小規模エネルギー源を用いてエネルギー生産を行う地域分散型エネルギー生産を通して、再生可能エネルギー100%の熱電供給実現に向けて稼働している。2010年9月にドイツのカッセルで開催された、100%再生可能エネルギー地域会議ではこの問題が協議された。
会議では、再生可能エネルギーが、地域レベルの給与や税、利益を改善し、自治体の経済的な成功に寄与することを例証した。ドイツ分散型エネルギー技術ネットワーク(deNet)の責任者であるペーター・モーゼル博士は、ドイツの総面積の50%以上が再生可能エネルギー生産に使用される予定であることを指摘した。エネルギーシステムの地方分散化は、再生可能エネルギーを実践している多くの自治体の政治的意志の結果、急速に拡大しつつある。
再生可能エネルギー地域プロジェクトは、deNEetと協力し、科学的観点からも貢献している。シャンタール・ルパート=ウィンクル博士率いる若手研究者のグループは、エネルギー転換のプロセスのさまざまな側面を研究している。この研究結果は、プロジェクト終了時に指針の中でまとめられる予定だ。再生可能エネルギー地域プロジェクトは、「再生可能エネルギー自給自足(RESS)へのエネルギーシステムの移行――総合的・学際的アプローチ」と題した会議を2011年9月にドイツのフライブルグで開催する予定である。同会議では、より持続可能なエネルギーシステムへの移行について科学的議論を後押しする。
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(翻訳協力:小坂由佳)

